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プランニング編その1 配置計画 【前編】

 2016/04/18
/ by東出 明

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 前回は、ハウスメーカーと設計事務所との設計打ち合わせでのポイントについて、お話ししてきました。今回からは各部屋や空間における具体的な設計のポイントについてお話しします。まずは、敷地の使い方を計画する配置計画から始めます。

配置計画 ポイント①  庭屋一如

 ハウスメーカーとの家づくりは、設計と施工を一括で請け負う「設計施工」の手法です。

 敷地は、その周囲を取り巻く環境とその地域の気候風土により、まったく同じ設計条件ではありません。たとえ区画整理された同じ形状の敷地でも一区画違えば、見える風景が微妙に変わります。

 設計を始める時の第一歩は、敷地の分析です。どの場所にどのように家を建てれば、その敷地が持つ特徴を生かせる設計ができるかを探るのです。敷地を読み取る事は設計の大きな手がかりとなります。内部のプランを考える時も常に外部との関係に注意を注いで、外部と内部が一体となるような設計が、敷地を生かす設計です。

 外部と内部、つまり、庭と家が一体となっているさまを庭屋一如(ていおくいちにょ)といいます。庭屋一如は、自然との共生を理想とする「和」の空間の基本となる考え方で、日本の伝統的な建築方法の概念です。その最たる日本建築は京都の桂離宮だと思います。平成17年に竣工した京都迎賓館もこの考えを基本コンセプトとして作られています。 この日本で家づくりをするわけですから、日本らしい家づくりをしたいものです。庭屋一如は、日本らしい家づくりを考える上での重要なキーワードです。

ブレークタイム 「桂離宮について」

 私は、桂離宮を3度拝観しましたが、毎度変わらずにそのすばらしさに感銘を受けました。 目にするものが、ものすごいエネルギーと時間を掛けて作られている事がわかるのです。桂離宮は江戸時代に八条宮家の別荘として作られ、火災に遭う事もなく、ほとんど創建当時の姿とのことです。400年前の景色が目の前にあると思うと感慨深いものがあります。

 拝観は池の廻りに点在する建物を時計回りでめぐりながら、要所要所で解説を聞くというものですが、何しろ景色がきれいなので、あっという間に1時間が過ぎてしまいます。

 ファインダーを覗くと、全てが絵になる景色になるのですから驚きです。拝観コースの半分くらいは飛び石を歩くのですが、その飛び石の組み方(並べ方)ひとつ見てもそこには奇麗な秩序があるように思えるほどです。特に後水尾上皇を御殿に向かい入れるために作られた御幸道の「あられこぼし」という青い小石で敷き詰めた石畳に感心しました。歩きやすいなと思って、ふと、石畳の仕上りを見ると、3?5センチ程の不整形の小石を表面が平になるように隙間なく並べているのです。職人がジクソーパズルをするように、たくさんの小石の中からちょうど良い形を捜して、丁寧に並べている情景が浮かびます。

 ものづくりは不思議な物で、作り手が精魂込めて作ったものにはその精神が宿うようで、見た瞬間、触った瞬間になにか感じるものです。建築も同じで建物を見た瞬間、建物の中に入った瞬間に「あれ、なにか違う」と感じるものです。桂離宮を見てから、他のお庭を見るとその違いがわかると思います。是非、一度拝観されたらいかがでしょうか。

 (桂離宮は、宮内庁に申し込んでから抽選で当選しないと拝観できませんのでご注意ください。)

 

 -----配置計画の後編は、次回となります。

東出 明

Written by 東出 明

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