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ハウスメーカーと設計事務所&工務店の設計施工手法の違い

 2016/03/07
/ by東出 明

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 ハウスメーカーの設計施工手法と設計事務所と工務店の設計施工分離手法の違いについてお話しします。
 家づくりは設計と施工の2つの工程を経て、建て主に引き渡されますが、ハウスメーカーと設計事務所とでは、設計と施工に対する関わり方や契約方法に大きな違いがあります。その違いを十分に勘案した上で、どちらを家づくりのパートナーに選ぶかを決めることが非常に重要です。

ハウスメーカー設計施工手法

 ハウスメーカーとの家づくりは、設計と施工を一括で請け負う「設計施工」の手法です。

 設計施工のメリットは、一般に施工者の独自の技術やノウハウを活用して設計と施工を行うので、工期の短縮やコストコントロール等が行い易いことです。ハウスメーカーにとっては、市場価格より安く仕入れた材料や製品を設計に組み込む事で利益率をあげることができることや、設計や施工方法をパターン化しているので各過程がスムースに進めば、見込みの利益をあげることができるなど多数のメリットがあります。

 また、建て主にとっては、ハウスメーカーの独自の設計の制約を甘受できるのであれば、予算に対して、よりグレードの高い製品を選ぶことができ、より短期間で工事が完成するなどのメリットがあります。さらに大手ハウスメーカーならば、そのブランド力により性能が担保され、建て主は安心感が得られます。
 設計においてのデメリットは、間取りからドアノブの形状まで各社の基準に沿った制約があります。整形で広い土地に建てる場合には、それほどストレスを感じる事はないですが、不整形、狭いなどの条件がある場合にその制約が大きな足かせになります。

 施工においてのデメリットは、設計のとおりに工事が行われているのか、ちゃんとした施工が行われているどうか、の確認をする手立てがないことです。特に標準では納まらない箇所が出てきた場合にハウスメーカーの設計担当にフィードバックされて対応するような工事管理体制ならば、問題は起きにくいですが、そうでない場合は、現場担当の判断で処理し、結果的に建て主と設計担当で思い描いていた思惑(デザイン)と違う形で出来上がったりします。建築の現場において、設計図のとおりにすんなりと何も問題なくできることは、まず、ありえませんので、起きた時にどのように対処するかが重要なのです。

 最近の偽装事件でもわかるように設計施工のデメリットを補うには、第三者の確認が必要ではないでしょうか。

設計事務所活用の設計施工分離手法

 設計事務所との家づくりは、設計は設計事務所、施工は工務店(建設会社)というように「設計施工分離」の手法です。建て主の家づくりを実現する代理人として図面を作成し、申請や検査業務を行うのが、設計の仕事(契約)です。

 設計においてのメリットは、全体予算を調整しながら、建て主の要望する家をその土地(敷地)の良さを引き出して設計することです。家だけを計画するのではなく、敷地全体を計画しますので、外構や植栽も含みます。ここがハウスメーカーと大きく違うところです。

 施工者に対しては、建て主の代理人という立場と建築士法に基づく建築士という立場で施工を監理することです。施工者とは金銭的な利害を共有しませんが、いつも協力関係にある施工会社(工務店)がいることがほとんどです。設計事務所によって要求する施工精度が違いますので、その要求に応えられる工務店とタッグを組んでいます。優秀な設計事務所は、優秀な工務店を知っているものです。

 家づくりは、建て主と設計事務所が良い住まいづくりを共通の目的にして、どれだけ、がんばるかによって決まると思います。建築の設計は、さまざまな条件から制約を受けますが、時間をかけた分だけ良くなり、現場に足を運んだ分だけ、建物の出来上がりも良くなります。ちょっとしたことで、使いやすかったり、きれいな空間になったりするものです。そのちょっとの積み重ねが重要となりますので時間が必要なのです。

 建て主は、その代価として設計費用を負担することとなります。設計事務所や関わり方の範囲によって、その金額の多寡は生じますので、契約前にきちんと話し合うことが肝要です。設計費用は、工事費用とは別個に発生しますから、前述のハウスメーカー設計施工手法よりも全体予算が上がることは事実です。しかし、設計事務所は建て主の代理として、家づくりを統括するわけですから、言わば弁護士費用のようなもの。例えば、設計費用・現場監理費用等一切で120万円としても、施工会社の見積りを精査してコストダウンを実現する役割もありますので、実質負担額は半分以下となったりします。あながち余分な負担は少なくなります。

 デメリットは、優秀な設計事務所でないと前述の説明が絵に描いた餅となってしまうことです。前章でお話したとおり、設計事務所と家作りをするならば、優秀な設計事務所選びを慎重にすすめてください。

東出 明

Written by 東出 明

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