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建築設計事務所の選び方 その2

 2016/02/01
/ by東出 明

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 前回に続き、設計事務所の選び方について、基本的なことを整理します。
 「設計事務所を2~3社選び、面談して1社に絞ったがどうも決めきれない」「この設計士がほんとうに自分達の期待に応えてくれるかどうかを見極めたい」という場合は、もう一歩踏み込む対応が必要です。

計画案の依頼

 次の手は、設計事務所に計画案を依頼して、その提案を見て決める方法です。

 ほとんどの設計事務所は、その要望にすぐに答えてくれますが、費用については、設計事務所により対応が違いますのであらかじめ確認することが必要です。

 建主と設計契約を締結する場合ではその費用を設計費用に含むことにしていますが、契約に至らない場合は、10万円~15万円程度の有料業務にしています。

 契約に至らない場合は支払いが発生しますが、建主の手元に計画案が残りますので、まったく無駄になる訳ではありません。後述しますが、その計画案はその後の貴重な資料となり得ます。そうは言っても少なくない費用が発生する可能性がありますので、計画案の依頼は熟慮されることをお勧めします。

 計画案として提出される図面資料の内容は、設計事務所によって違いますので、計画案の依頼時にどのような図面が提出され、費用がいくら掛かるのか確認してください。 計画案の依頼についてのポイントを2つ上げます。

ポイント1: 計画案の依頼時に提出図面をチェック

 計画案を依頼する時は、提出される図面を事前に確認しましょう。最低限必要な図面資料は、次の5つです。
これらの図面は、必ず提出図面に含めてもらいましょう。

① 配置図----縮尺1/100(計画敷地との関係がわかるように周辺建物形状の表示が必要)
② 平面図----縮尺1/100(法規情報記入)
③ 立面図4面----縮尺1/100(法規情報記入)
④ 断面図2面----縮尺1/100(法規情報記入)
⑤ 計画概要とスケジュール
----用途地域、斜線等の関連法規に関する情報と面積情報・竣工迄のスケジュール

 

 これらの図面資料があれば、その土地にどのようなボリュームで家が建てられるかわかりますし、建築基準法等の関連法規や条例に合致した計画ですので、どのような法的な制約がかかるかも、確認することができます。別案を考える上での重要な資料になります。

 また、設計事務所が建主にプレゼン(説明)するには、上記の図面(2次元情報)だけでは、建物イメージが伝わりませんので、3次元情報の内外観のパース、あるいは模型が提出されます。これらも、建主がイメージを固める有効な資料となります。

ポイント2: 計画案の見所

 提案された計画案の見所は、建主の要望にいかに応えて、どんな提案をしているかです。
具体的には、

① 要望に加えてプラスαの提案があるか
要望どおりの提案では、専門家に依頼した意味がありません。
多種多様な要望、ご家族間で不整合な要望などに、優先順位を付けてプランをまとめあげること。
さらに、建主の気づかない暮らしに必要なアイディアなどの付加価値の提案をするはずです。その有無を見極めることがポイントです。
② 新しい暮らしに必要な計画が網羅されているか
ハウスメーカーの設計と設計事務所の大きな違いの一つです。
新しい暮らしは建物の姿や形だけではなく、外構(門、塀、駐車場、アプローチ)や植栽も含まれます。そのコストも含めて総予算を検討しているか、建物の大きさや間取りは、そのすべてを計画した上で決められるべきものなのです。建物の間取りや細かな造作にこだわって、外構の予算が無くなったなんてことは、ありがちです。ハウスメーカーは総予算を建物に集中してしまう傾向が強いので、新しい暮らしの全体像を見渡しながら計画する設計事務所とは大きく違います。逆に言えば、全体像を見渡すことのできない設計事務所は住まいづくりのパートナーに向いていないということです。
③ コンパクトな間取りとなっているか
コンパクトな間取りとは、狭苦しい間取りという意味ではなく、無駄な部分がなく、使いやすい合理的な間取りです。平面的な広さが狭くとも、窓の開け方や天井高さによっては、広く感じさせることができます。広い狭いは、個人的な空間体験によりますので、疑問に思った箇所がありましたら、建築家に率直に質問して設計意図を聞きましょう。
特に建て主は、現在の住まいの間取りにとらわれがちです。新しく家を建てるのですから、既成概念は捨てて、まずは建築家の提案に耳を傾けるのが良いでしょう。今までと違う住まい方の提案かもしれませんので。

 以上のやりとりを通じて、建て主のイメージ通りの計画案でなくとも、建築家の家作りに対する考え方や問題解決能力がリアルにわかりますので、建築家を決める上での有力な判断材料になるはずです。

 

注意点;一人の建築家(設計事務所)に計画案を依頼するのは、1回限りにしましょう。

 上記の作業は、両者ともに非常に労力を使いますので、別案や修正案等の2回目以降に進むなら、その建築家と設計契約をして腰を据えてかかりましょう。そうすれば、建主の納得がゆくまで、建築家(設計事務所)が要望に応え続けてくれるでしょう。

東出 明

Written by 東出 明

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